Twitterやお問合せで頂いた、お悩み・相談にマスターとバイトちゃんが回答するコーナーです。

今回の相談者の方は、とても深刻なお悩みのようです。
~ お悩み💭 ~
トランペット数年続けているのですが、高音の練習を重ねたのが良くなかったのか、ある日から音が出なくなってしまいました。高温ばかりでなく、チューニングB♭さえも難しいです。
このままトランペットが演奏できなくなってしまわないか、不安です。解決方法があれば教えてください。

スランプですね。私も、3年以上スランプになったことがあります。
症状が同じかわかりませんが、私が行ったスランプ脱出方法をご紹介します。
練習をしすぎて全く音が出なくなってしまう方や、演奏会が近づいて来ると急に音が出にくくなるスランプまで。トランペット奏者には様々なスランプ・不調に陥る方がいらっしゃいます。
誰かに相談したくても、誰も答えを持っているわけではない、スランプ。そんな方に向け、今回は、『トランペットのスランプから脱出する方法』をご紹介します。
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まず、スランプに陥った自分自身を振り返る。
まず、スランプになった自分がどういう状況かを振り返ってみましょう。より具体的に振り返ることでじっくり自分と向き合うことが重要です。

考えたく無いかもしれませんが、まずは自分を知ることから始めるということですね。
自分自身の状況は自分にしかわかりません。単音がでないのか、長く息が続かないのか。何の音が出ないのか。などです。箇条書きでもいいので紙に書き出してみるなどしてみることも効果的です。目で見えるようになると、「意外に悩んでないのかも?」と我に返ることもできます。
具体的なスランプの症状を分析する。
自分の場合は、ローB♭からFまでは普通に出るのですが、F以降の音を出そうとすると、唇が全く震えないように鳴ってしまいました。チューニングB♭も、もちろん出ません。
そこで自分になぜ?を問いかけました。5W1Hで状況分析です。いつから音が出なくなった?その時どこで練習していた?だれと練習していた?何の練習をしていた?なぜその練習をしていた?どうやって練習していた?等です。
苦しいスランプの症状を客観的に分析することは、スランプ解決の糸口になるだけでなく、精神状態も落ち着かせることに繋がります。精神が落ち着かないと24時間365日スランプのことばかり考えてしまうようになります。まずは、自分を客観視してみましょう。
一筋縄ではいかないスランプ
とは言え、スランプ克服は一筋縄ではいきません。自分を振り返り、分析することは、スランプ解決の入り口に立った状態です。辛いのはここから。とにかく練習を見直してみたり、気持ちをリフレッシュしてみたり、いろいろなことをしてみました。それでもスランプから脱することはできず、何度もトランペットを辞めようと考えました。

スランプ経験者にしか分からない地獄です。
その地獄からなんとか脱する事ができ、自分が好きな曲を弾けるようになった今では、「あそこまで思い詰める必要はなかったかな。」と思います。それでは、私がスランプに陥った際に試した方法をいくつかご紹介します。このどれか一つでも、スランプから開放される鍵と慣れば幸いです。
スランプからの脱出する7つの方法
私がスランプに陥ったときは、常にトランペットのことを考えていました。授業中もテスト中も給食中もずっとトランペットのことで頭はいっぱいです。今思うと、その無駄な集中力や思考がスランプを3年もの間引き伸ばした原因であると思います。

3年間も思うようにトランペットが吹けないなんて、辛そう。
以下でご紹介する脱出方法は、私がスランプ2年目から取り組み始めた、全ての方法です。複数のことを一気に試したため、どれがスランプ脱出の鍵になったかはわかりませんが、どれか一つが鍵になっているかも知れません。なお、殆どはトランペットから自分を引き離し、精神を休める方法でした。是非参考になればと思います。
よく寝れているか。睡眠時間を増やす。
これは長期スランプ短期スランプどちらの方にもいえることです。動画配信サービスや、演奏会前の緊張、学年の変わり目等で寝不足になってはいませんか。
是が非でも、22時にはお風呂に入って、寝るようにしてみてください。概ね1週間でその睡眠時間が体に定着し、1ヶ月後には体力が回復しています。学生の頃でしたが、宿題もテスト勉強も後回しにして、朝早く起きて対応していました。それだけで、演奏どころか生活が一気に改善されます。まずは健康な生活から心がけましょう。
他人の音を聞いて考えるのを辞める。
部活やバンドだと、自分より上手な人がいらっしゃると思います。その方の音を聞いて、「自分も同じくらい吹きたい」「なぜ自分は吹けないんだろう」と考えていませんか。
考え過ぎることでストレスになり、ストレスは過度な緊張を生み出します。肩や首、唇に力が入りすぎるため、音が鳴らなくなってしまいます。考えすぎず、「他人は他人」とゆとりを持ってください。どうしても気になる方は、意識して音を聞かないようにすることがおすすめです。
そして、もう一つ覚えていただきたのは、楽器の「上手さ」と言うのは一概に計測が難しいです。音には個性があるからです。指回しの速さや、高音はいつか出るようになります。まずは自分の個性を伸ばすことを大切にしてください。
演奏する時に常に低い音(オクターブ下)で演奏する。
これは精神を休めると言うよりは、唇の治療法かもしれません。とにかく全ての楽譜を1オクターブ下で吹いてみてください。時には演奏を辞めて吹きまねをしてみるのも手です。
唇の疲労が限界に達している方は、楽譜の半分を吹きまねでも良いと思います。これを数日続けるだけで、スランプから脱出できる方もいらっしゃると思います。私は半年以上、約3割程度の楽譜を吹きまねで演奏しました。(自分のパートしかいない部分は、他の人に演奏してもらうなどの交渉をしました。)
マウスピースで鳴る音と、楽器で鳴る音は一緒か確かめる。
基本的な演奏方法ですが、マウスピースで音はなっていますか。トランペットを付けずに、マウスピースだけで音を鳴らしてみてください。音ではなく、ほとんどが空気になっているかも知れません。
空気を送り込むことはもちろん大切ですが、唇が振動しないとトランペットの音は鳴りません。まず唇の振動がマウスピースで奏でることができるか確かめてみましょう。
肩や首周りが凝り固まっていないか。整体を受けてみる。
長期のスランプに入ると、とにかくずっとトランペットのことを考えてしまうので、全身の筋肉が凝り固まってしまいます。肩や首周りはリラックスした状態でないと演奏はできません。
時に整体やマッサージを受けると、呼吸がしやすくなり、楽器に空気を送り込む空気の量が変わったといつも感じます。緊張を一度ほぐすために60分コース等で良いので、整体、マッサージに行くことがおすすめです。
天気の状態は不安定じゃないか確かめる。
人間の体は天候に大きく左右されます。もちろん楽器や演奏にも影響があります。ここ最近、天候は不安定ではありませんでしたか。
たとえば梅雨で雨が続いたり、夏のゲリラ豪雨が続いたり。急に暑く/寒くなる等です。天気によって、温湿度の急高低や衣替えなど、私達の生活の速度が変わります。結果、ストレスにつながるのです。天気が良くなるとスランプは終わるかも知れません。まずは気持ちから切り替えていきましょう。
講師の方のレッスンを受けてみる。
講師のレッスンを受けてみるのも一つの方法です。私の場合はスランプに陥ってから、新しい講師の方のレッスンを受けるようにしてみました。
講師の方の指導方法は千差万別です。また、正解もありません。もしいまレッスンを受けている方は講師の先生を変更してみることも一つの手です。「いままでお世話になったから」と思う心配はありません。いろいろな講師の方にあったほうが大きくメリットがあります。もしそれでも気になるようだったら、レッスンを辞めてから一ヶ月ほど開けてから、新しい講師の方に申し込むこともおすすめです。
今後スランプに陥らないために、予防・対策する。
スランプから脱出した時に覚えておいて頂きたいことは、スランプから脱出したときの練習方法や習慣をしばらくは続けていただきたいということです。そうすることで、自分が再度スランプに陥ることを予防しましょう。
また、自分がスランプから脱出した経験は必ず人生の糧となります。いつかスランプに陥っている方がいたら、ご自身の経験をその方に伝えてほしいです。

悩みを相談した時に、同じ悩みの経験者だと、心の距離が近づきますね。
スランプは辛い経験ですが、自分で予防、対策し他の方が困っていたら、手を差し伸べられるようにしてみてください。
誰でもスランプに陥る。そして、克服している。
私がスランプの時、いろいろな方に相談しましたが先輩方が口を揃えて言うのは「私もそうだった」という言葉でした。以外にもスランプになっている人は多いのです。

それでもその時は、本当にスランプになったことあるのかなあと疑っていました。なぜなら普通にトランペットを演奏しているから。その姿がとてもまぶしく見えました。
スランプになった自分だけでなく、多くの人が同じようにスランプになり、いつのまにか克服しているようです。みんなそれぞれに、悩みはあるという気持ちを忘れないでください。
さいごのまとめ
今回は『トランペットのスランプから脱出する方法』をご紹介しました。
~ 解決💡 ~
- まずはスランプの原因を突き止めよう。
- スランプ脱出方法を試してみよう。
- 今後スランプに陥らないために、予防と対策を心がけよう。

私もいつかスランプに陥ることがあるかもしれませんが、みんな同じように悩んでいると知れただけでも、心に余裕ができました。
どうしてもスランプから脱することができなくても、落ち着いて一旦トランペットから離れましょう。そして、自分を見直してみてください。いつか必ずスランプは終わります。
それではまた。
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